【塾講師】ブラック企業で勤め上司に訴えても聞く耳をもたず心身ともに疲れ果ててしまった話

【塾講師】ブラック企業で勤め上司に訴えても聞く耳をもたず心身ともに疲れ果ててしまった話

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
23歳

【当時の職業】
徳島県。とりあえずで入社

【当時の住まい】
勤務先が紹介してくれたアパート。
1り暮らし。
朝〜夜まで勤務のため、部屋は散らかってました。
休日は授業の準備をしないと間に合わないので、全く家事は出来ませんでした。
ゴミ屋敷に半分ぐらいなっていたかも。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
大学生の時に家庭教師のアルバイトをしており、その延長で教育の世界に入社しました。
当時は他の業種に付きたいという思いもなかったので、なんとなくでした。

【環境と仕事内容】
塾の講師として勤務。
授業の準備、講義、テスト実施、テストの採点、出来ていない生徒へのアプローチ、規模はそこの教室にもよりますが、約20〜30人。
教科は数学、社会でした。
教員の数は1教室5人以下。
私と同期入社した社員は続々と辞めていきましたので、教員の人数は少ないです。
生徒は進学校を相手にしていたので、真剣に聞いていた印象は残ってます。

【大変だった時期】
1年目から大変でした。
朝〜夜遅くまで勤務。
授業のやり方の研修、授業の準備、そして、実践。
教室が複数の町にあるので、そこにも行かないといけない。
移動=休憩。
食事もその移動中で済ます。




【大変だったこと】
一言で言うと「ブラック企業」でした。
給料は低い(借りているアパートの光熱費を給料から天引きされるとメチャクチャ手取りがひくいです)、何時間働こうが勤務時間を訂正されて残業代支給なし、朝〜夜まで勤務の長時間労働、休みがほぼなし、嘘偽りだらけの求人票。
社長はベンツ、BMW、レクサス、クラウン、と謎の4台所有。
人間関係もわるかったです。
とくに総務・経理の態度がものすごい高飛車な言い方。
わからないから聞いているのに「自分でしらべたらええやろ!」「私やって忙しいんから、後で聞いてきて!」「あの人に聞いて!」と質問をたらい回しにされたり。
親からのクレームもありました。
進学校なのか熱心な親御さんもいて、「成績がおちたのはあなたのせい」とか「特別に集中して教えて」とか。
家庭教師ならつきっきりで教えれますが、塾なので平等にしないといけないので。
特別扱いはできませんと。
何分も居座り続けられた記憶があります。
その影響で授業の準備が進まず、夜遅くまで勤務するハメになったりと。
当時は酷かったです。

【大変だった期間】
入社から退社までずっとです。
1年3ヶ月で退職しました。




【当時の心境】
最初は「よしやるぞ。
こんなことでくじけないぞ。
成長の過程だ」
と思っていましたが、徐々に出社が憂鬱になってきました。
夜に寝たくない(寝ると朝がくるから)、朝もおきるのが苦痛になってきました。
勤務時間に合ってない低所得に未払い長時間残業。
親御さんからのクレーム・・
この会社にずっと務めてて大丈夫なのか、とおもうようになりました。
唯一楽しかったのは、同期入社した同期と愚痴を言うときだけでした。
ストレスの吐き口になっていました。

【職場が大変だった原因】
社長のやり方といいますか、会社の体質といいますか。
労働基準法無視で、従業員を人として扱っていない、ただの捨て駒としか見てないのが原因ではないのでしょうか。




【仕事で良かったこと】
大学の時にアルバイトで家庭教師をしていて、担当する生徒が希望する学校に合格したときに嬉しかったのと同じで、やはり一番良かったのは、担当している生徒が希望している学校に合格したときです。
授業の準備、理不尽な待遇、長時間労働等で疲れて切っていても、その瞬間は「あぁ、良かった」と思います。




【特にひどかった最悪の出来事】
退職する寸前の事です。
入社して年月が経ちして、徐々に心が病んでいく中、直属の上司に訴えたことがあります。
「この労働環境では体と心がもたない。
私は教育の現場が好きでこれからも続けていきたいんです。」
と。
そしたら、その上司は「代わりなら他にもいる。
新卒採用でも中途採用でもいいから採用する。
それにお前は精神が弱いの。
俺が若い頃はこれよりもっと酷い環境やったぞ。
徹夜なんて当たり前。
高熱が出でも根性で出社して、お前がしよること全部しよったわ。
成績もお前より良かった。」
と。
絶句しました。
この人にはなにを言っても駄目だと思い、更に上の方に相談にいきました。
だけど結果は同じ。
よく似たような言葉を浴びせられました。
ブラック企業は、すごい精神の方がいるもんだと思い、やっと決心がつきました。
退職する決心が。




【相談した人・助けてくれた人】
相談したのは同期入社した社員と家族です。
同期入社した社員とは同じ環境でいるので、状況がよくわかるので、勤務内容、上司のことを無茶苦茶にいってました。
家族には、こんな状況だというのを毎週言ってました。
「頑張らなくていい」「いつでも辞めてもいい」、とは言ってましたが、私がまだやりたいと言ってなかなか聞く耳を持っていませんでした。
この言葉を聞くと、少し安堵感はありました。

【改善のための行動】
改善は同僚と話し合って、一緒に上司に労働環境の改善を訴えたことでしょうか。
だけど、結果は上記に記入したように全く取り合ってくれませんでした。
同期で入社した仲間には邪魔する人はいませんでしたが、総務経理が上司の手先かっておもうくらい邪魔な存在でした。
やる事なす事全て文句を言ってきました(高飛車な言い方で)




【現在の状況と心境の変化】
あれから約12年経ちます。
インターネットでその会社を見るとなくなっています。
現在は、小売業で勤務してます。
ホワイト企業です。
上司は話をキチンと聞いてくれますし、改善もしてくれます。
勤務時間は普通で、コロナの前は残業はありました。
でも1〜2時間。
残業代も満額支給されます。
今は、コロナの影響でほぼノー残業。
欠員がでた時ぐらいに残業するだけです。
とても楽で転職して良かったです。
あの頃にはもう戻りたくないです。

【学んだこと】
人を人として見ること。
決して人は捨て駒のような道具ではなく、人なんだと。
心が疲弊して病んだ時もありました。
病んでしまった人の気持ちがわかる事がわかるようになりました。



【当時の自分へのアドバイス】
ブラック企業からはさっさと退職することです。
心が病んでは遅いのです。
会社はそこだけではありません。
聞く耳をもたない変人に訴えても疲れるだけで、訴えるだけでも心が疲れます。
あなたの話を聞いてくれる会社・人はいます。
キチンと残業代を支払ってくれる会社があります。
キチンと休みが取れる会社があります(むしろ積極的に休めと言ってきます)転職活動を始めるのです。
あなたはまだ間に合います。