【塾講師】その場しのぎ。復習しない。時間の割に成績伸びない。本人のやる気なしは塾に行っても無駄の話

【塾講師】その場しのぎ。復習しない。時間の割に成績伸びない。本人のやる気なしは塾に行っても無駄の話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
18〜20歳

【当時の職業】
アルバイト

【当時の住まい】
賃貸マンションで一人暮らしをしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
大学受験直後のため、学校で習う勉強に関する知識と受験を突破する最新のノウハウを持っている時期であったため、お役に立てると思い始めました。
また肉体労働ではなくエアコンの効いた環境で働けることも動機付けになりました。

【環境と仕事内容】
週3、4回、大学の授業後から4、5時間程度働いていました。
講師1人に対して生徒2人までの個別指導をし、生徒から気にいられると指名され、毎週同じ生徒に教えることになります。
講師は10人以上おり、全員アルバイトで教室長のみ社員さんでした。
教える教科について、自己申告で何教科でも可能で、小学校、中学校の科目全て、高校以上に関しては英語、数学、国語、古文、生物などを担当していました。
生徒さんの様子はやる気のある方は横に座って、わからない箇所だけ教えるだけで大丈夫でした、やる気がない生徒さんはテンションを上げて接するようにして、雑談を含めながら接していましが、学習の習得量は少なかったと思います。
やる気ない生徒さんほどお母さんが熱心の場合が多く、手作りクッキーをカゴいっぱい持ってきてくれたりしました。
休み時間は授業の合間に10分もない程度でした。

【大変だった時期】
大学生として、個別塾のアルバイトをしました。
最初から大変でした。




【大変だったこと】
休みなく、ひっきりなしで授業に出て考えながら分かってもらえるまで説明するのは疲労感が強かったです。
喋り続けることが苦痛になるとは思いませんでした。
特にやる気のない生徒さんが分かるようになるまで無駄に力を込めて教えていたため、授業後はへとへとでした。
また、授業毎の時給だったため、授業の準備時間はただ働きになるため拘束時間の割に稼げないことに気がつき割に合わないと思いました。
生徒さんからの指名数が壁に貼られており、指名されるように授業内容だけでなく人として気に入られるようにするため、面白いことを言ってみたり雑談を挟んで生徒さんとの距離も縮める努力もしました。
一方で、一生懸命教えていてもふっと辞めてしまう生徒さんがいたりすると無力感もありました。

【大変だった期間】
2年間ほどのアルバイト期間でしたが最初から最後でずっとです。




【当時の心境】
もどかしさとして、生徒さんの実力は簡単には伸びないということです。
勉強は一朝一夕でなんとかなるものではなく、本気で取り組み3ヶ月後くらいにようやく少し努力の成果が見え始めるくらいです。
本人のやる気がない場合は時間をかけても伸びませんし、やる気のない生徒さんをやる気にさせることは結論としては難しかったです。
授業の間は楽しく理解できてもその後宿題として出すシステムがなかったため、復習をしない生徒さんがほとんどで、毎回その場その場で終わってしまい成果が出ないまま終わってしまうケースがほとんどで、申し訳ない気持ちになりました。

【職場が大変だった原因】
会社のシステムが良くなかったと思います。
基本的に、生徒が分からない問題を生徒から聞き、その問題だけを教えるシステムでしたので、わからないところを教えた後、宿題などにして復習するまで面倒をみるシステムにした方がいいと思います。
個人的に勝手に宿題を出しても、宿題をしてくる生徒も少なかったので、やる気がない生徒さんには少し諦めてしまっていた時もあり、アルバイトだし仕方ないと思っていました。




【仕事で良かったこと】
一生懸命頑張ろうという生徒さんに寄り添い、少しでもできるようになった時はやりがいを感じていました。
また気持ちを込めて生徒さんに接していたため、短期間でたくさんの指名を生徒さんからもらえてとても嬉しかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
時給に含まれない労働が多く、本業である学業が忙しくなったため、辞める時に社員さんから「今辞めることは、今後のあなたの人生ですごくマイナスになる責任の持ち方だ」というような内容を言われ、無駄に傷つきました。
確かに指名してくれた生徒さんに申し訳ないことをしましたが、アルバイトであり学業との両立が難しくなった経緯である上、辞めるアルバイトに吐き捨てるセリフではないと思いました。
少なくとも生徒さんには真摯に向き合って給料関係なく向き合ってきたこともあり、給料あげているから当たり前というスタンスではなく、もう少し感謝の気持ちが欲しかったです。
アルバイト以上のものを求めるのならもう少し時給を上げるべきだと思いました。




【相談した人・助けてくれた人】
相談した人はパートの年配の女性に帰り道に雑談がてらしました。
そのパートの女性はご主人が病気で子供の教育費等も含め生計を立てるために働いている方で、生活かかって辞める辞めないとかではない話をされた時には自分の腹が立っている理由なんで小さいものだと思い、怒りよりその時の現状がありがたいとさえ感じました。

【改善のための行動】
少なくともやる気のある生徒さんに対してはしっかり向き合おうと決めていたので、教えていて少しでも曖昧なところはしっかり調べ尽くし、確実な内容で説明するようにしていました。
他のアルバイトの方も授業中のことが多かったので、必死で参考書を読んで、適当に回答するようなことはしなかったです。




【現在の状況と心境の変化】
個別塾のアルバイト経験から20年以上経ちました。
大学卒業後、塾とは関係のない企業に就職しました。
仕事をする際にどんなことでも気持ちを込めること、確実な情報を徹底的に調べることに関して、塾バイトの経験が活かせていたと思います。
その場しのぎで成績アップしないことが分かりつつも具体的に改善できず教え続けたことを少し後悔しています。

【学んだこと】
結局塾の講師と生徒は人同士であり、誠心誠意を持って向き合えば持ちが通じ合い生徒さんも応えてくれます。
ただ、勉強の面で応えてくれるのは生徒さん個人の意志の要素が強く、個人の意志の改革をするのは簡単ではないと思いました。



【当時の自分へのアドバイス】
人と向き合う時に、まずは心を自分から開いて誠心誠意接することはとても大事だと思いますが、全員に向き合っていると疲弊してしまうので、ある程度やる気のある生徒さんに絞って向き合うこともしてもいいと思います。
仕事そのものがあるありがたみも謙虚に感じる瞬間も持ってよく、受け身ではなく能動的に各生徒さんの最適勉強方法を自分で考える癖をつけるとよりやりがいが持てると思います。