【塾講師】大学時代の個別指導のアルバイトで授業以外の業務が多く、職場環境の問題もあったが、その環境の中で自分ができることを進めた話

【塾講師】大学時代の個別指導のアルバイトで授業以外の業務が多く、職場環境の問題もあったが、その環境の中で自分ができることを進めた話

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
20歳

【当時の職業】
個別指導塾で小学生から高校生まであらゆる科目を指導、アルバイトとして

【当時の住まい】
実家の一軒家で祖父、両親、兄弟と同居。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
もともと中学受験で通っていた塾であり、そこで友人が働いていた。
その友人から紹介されて、選考の結果採用となった。

【環境と仕事内容】
小学生から高校生までが対象で、小学生は基本の4教科、中学生は英語、国語、社会科関連、高校生は英語、国語(現代文、古文)、日本史を教えていた。
立場は1講師のポジション。
講師は全部で20人程度在籍。
週に2〜3日で1日4.5〜6時間だが、時期による。
生徒は受験を目指す子が大半であったが、中には補習レベルの子も。
親は特に口出しをしてくる人はいなかった。
時給は1,500円程度。

【大変だった時期】
大学生の時に個別指導でアルバイトを経験。
最初から大変だった。




【大変だったこと】
生徒に授業を教えること自体に大変さは感じていなかったが、授業前後の準備や雑務、質問対応が大変だった。
授業を行うための準備、授業後に生徒の親へ提出する報告書の作成を行う必要があったが、授業の合間には生徒が質問に来るためそれに追われ、すべての授業を終えてから一連の業務を行う必要があった。
授業が終わるのは21時半でそこからの作業となるため、帰るのは当然遅くなります。
また、夏や冬は講習があったため、1日7つの授業(90分×7授業)をやってからそうした作業をしていたため、昼の休憩も取れず、帰るのも遅くなり、場合によっては持ち帰っての作業となっていた。
授業以外の時間は給与が発生していなかったこともあり、授業の質を担保するための努力は各講師の裁量に委ねられます。
そのため、講師によってはぶっつけ本番で常に授業を行っている者もおり、適切なサービスを提供できていないケースもあったのではないかと思っています。

【大変だった期間】
最初から辞めるまでずっと。




【当時の心境】
苦痛や嫌悪感というレベルまではいかなかったものの、時間外でこうした作業をやることにある程度の不満を持っていたのは事実です。
一方で、自分の授業の効果もあってか、生徒の成績が上がって一緒に喜ぶ、また志望校合格といった場面に居合わせるということも多々あったので、そうした未来を楽しみに、日々の授業や準備を頑張れていたという側面があると思います。

【職場が大変だった原因】
授業、準備、報告といった作業が必要なのは重々承知していたので、そこに対して業務量を減らすことは考えられないが、授業以外の部分で給与が払われていればまた違う気持ちでやれていたかもしれない。




【仕事で良かったこと】
生徒の成績向上、中学・高校・大学受験での志望校合格を達成できた時はとても前向きな気持ちになれます。
講師として日々接していたからこそ、その喜びを直接感じられるというのはやりがいに感じ、頑張ることができた大きな要因だったと思います。




【特にひどかった最悪の出来事】
ある生徒が大学受験のため、センター試験を受けに行きました。
その日は試験後に授業をする予定だったのですが、時間になっても生徒が姿を見せませんでした。
自宅に連絡したところ、本人は帰っておらず、「塾に行っているものだと思っていました」という回答でした。
探すにしても当てがないので、どうしようかと思い、他の講師や家族と相談していたところ、授業予定時間の2時間後くらいに姿を見せました。
本人曰く、今日の試験で出来が悪かったので、どうしてよいかわからず、外をぶらぶらしていた、とのことでした。
確かに試験結果も良いものとはいえませんでしたが、それですべてが終わったわけではないので、切り替えて次の試験に向かってもらうところでしたが、本人のモチベーションを上げ切れることができず、志望度の低い大学にしか受かることができませんでした。
この時、自分がより適切な声掛けや対応について行えていれば別の結果になっていたのではないかと思うと同時に、自分の力不足を強く痛感する経験となりました。




【相談した人・助けてくれた人】
この塾で働こうと誘ってくれた友人にはよく相談をしていました。
担当する生徒が多く被っていることもあり、指導内容や方針について話し合う機会をたくさん持ち、より適切な内容でブラッシュアップできていたのではないかと思います。

【改善のための行動】
給与が出ない時間帯での作業を減らすため、教材のコピー等、自分がやらなくてもよい作業は事務の方にお願いすることがありました。
また、長く経験していると同じ教材や内容の授業をすることも増えてくるため、その時のノウハウや経験等は記録しておいて次の機会で活かせるようにしていました。




【現在の状況と心境の変化】
塾講師の経験から10年近く経過しました。
もともと大学院卒業までのアルバイトと決めていたため、現在は全く別の仕事をしています。
やっていた当時は大変な思いをすることもありましたが、終わってみて今振り返ると、1人の生徒と1対1で向き合い、どうしたら良いのか考える日々というのはかけがえのない経験だったと感じています。

【学んだこと】
時間を効率的に使うこと、自分の業務を取捨選択すること、常に人と向き合いPDCAを回すこと、以上の3つを学んだと考えています。



【当時の自分へのアドバイス】
何でも自分でやろうとするのではなく、業務を見直し、整理をすることで業務分掌が見えてきて、適切な役割分担ができるようになります。
適切な役割分担ができることで、業務の偏りがなくなり、自分のパフォーマンスアップが見込まれます。
これは自分のみならず、生徒によっても有益であるということを念頭に日々過ごすことが重要だと思います。