【塾講師】大学4回で塾講師のアルバイト。偏屈なオーナーと長時間労働に振り回された話。

【塾講師】大学4回で塾講師のアルバイト。偏屈なオーナーと長時間労働に振り回された話。

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
21歳

【当時の職業】
大学生

【当時の住まい】
賃貸マンションで親と同居。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し無職





【就職のきっかけと経緯】
個人経営で働きやすそうだったから。
給料もそこそこで、個人経営の割に時給が高かったから。
週2回のシフトで働くことができたから。

【環境と仕事内容】
個別指導塾
個人経営
中学数学、中学英語
職員はオーナーとアルバイト数名
自分はアルバイト講師だった。
生徒は必死になって授業に追いついてきた。
親との接触は無し。
勤務時間は18時から22時。
シフトは要相談。
生徒は部活で疲れている様子で眠そうな人が多かった。
眠そうな生徒を無理矢理起こすのは悪い気もしたが、仕事だと思い割り切った。
生徒が眠くならない授業を心掛けた。

【大変だった時期】
様々な学力の生徒がいたので、指導レベルの調整に苦労した。




【大変だったこと】
労働時間が長過ぎた。
授業前後の準備に時間がかかり過ぎる。
担当と違う科目の指導を指示されることがあった。
急な風邪で休むとオーナーに怒られて解雇をほのめかされた。
体調不良は誰にでもあることだと思うのだが、オーナーは理解できなかったようだ。
休みは適切に確保されていた。
給料は手渡しだったので驚いた。
オーナー曰く、給料の銀行振り込みは手続きが面倒らしい。
出勤簿は手書きで記録し、ゴム印を押すという古風なものだった。
オーナーは不機嫌なことが多く、声を掛けづらいことが多かった。
早めに出勤して授業の準備をするとオーナーが露骨に嫌な顔をした。
曰く、アルバイトが早くから座っていると生徒に威圧感を与えてしまうそうだ。
理解に苦しむ謎ルールだった。

【大変だった期間】
一時的なものだった。




【当時の心境】
そこそこな給料がもらえるので我慢して働いた。
苦痛はなかったけれども、オーナーの怒って学力をのばす指導法は真似しないようにしようと心に誓った。
将来への不安はなかったが、オーナーとの指導方針の違いがだんだんはっきりしてきた。

【職場が大変だった原因】
オーナーが学生アルバイトを使いやすい駒と考えているからである。
教員志望の学生とそうでない学生の扱いの差が時折見られた。




【仕事で良かったこと】
長時間労働で業務終了は22時を過ぎることが多かったけれども、さまざまな事情を抱えた生徒に勉強を教えることは良い社会勉強になった。
成績が低い生徒の成績が上がる過程を見届けることにやりがいを感じた。
自分が担当した生徒が志望校に合格した時は嬉しかった。




【特にひどかった最悪の出来事】
突然の体調不良で欠勤する旨を電話でオーナーに連絡すると、物凄い剣幕で怒鳴られたことが最悪な思い出である。
オーナーに休むなら辞めてもらうと言われた。
今ならパワハラを疑われる案件である。
当時の私に関係各所に相談するという知恵はなかったので泣き寝入りした。
この一件から2ヶ月後、シフトの減少を理由に解雇された。
定の良い首切りだった。
これは私の推測だが、オーナーは来年度の生徒が思うように集まらないためイライラしていたのではないか。
もしくはオーナーの家庭の事情かもしれないがそんなことは知ったことではない。
契約期間が後1ヶ月ほど残っていたが、期間満了を待つのも鬱陶しいほど私の顔を見たくなかったのだろう。
とにかく大変だった。




【相談した人・助けてくれた人】
一応親に相談した。
そんなオーナーのいうことは気にしなくていいと言われて安心した。
風邪が治って出勤すると、手のひらを返したように心配してきた。
どんな下心があるのか邪推してしまうほど気味が悪かったが、気に留めないことにした。

【改善のための行動】
授業前の準備は完璧にした上で出勤し、生徒の様子を見て指導の仕方を工夫した。
オーナーは授業中は放任主義なので、よほど問題が起きない限り介入はない。
オーナーに前回指摘されたことは忘れずに実行した。
特に問題は起きなかった。




【現在の状況と心境の変化】
あれから8年近く経ったが、講師業に携わりたいという私の気持ちは変わっていない。
私生活もそれなりに満足している。
今はオンラインで授業を行う塾も増えたので、講師に優しい時代になったと思う。
オンライン授業は講師の長時間労働を改善する一助になり得るはずだ。
まだまだ課題は山積しているが、オンライン授業がもっと普及すれば良いと思う。

【学んだこと】
要領良く、オーナーの意向を忖度すること。
但し、唯々諾々とオーナーに従うのではなく、言うべきことははっきり言うこと。



【当時の自分へのアドバイス】
オーナーの意向を忖度する術を身につけて実行すること。
プライドの高い人間は自分が何もしなくても周囲の人間が空気を読んで行動してくれると思い込んでいることが多い。
忖度した上で、自分がおかしいと思うことは相手ななはっきりと伝えること。
それで相手が逆上したならば、相手はその程度の人間だったということ。
そういう人間と関わらざるを得ない時は、付かず離れず要領良く仕事をこなすこと。