【塾講師】机を蹴飛ばされる!勉強以前の常識を持たない子供たちに寄り添って信頼を得た話

【塾講師】机を蹴飛ばされる!勉強以前の常識を持たない子供たちに寄り添って信頼を得た話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
20歳

【当時の職業】
大学生のアルバイトで、国語・英語・社会を教えていました。

【当時の住まい】
実家の賃貸マンションで親・兄弟と暮らしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
元々、通っていた塾でした。
その中で大学進学と共に塾長から「適性があるから塾で講師として働いてみない?」とお誘いを受けて働きはじめたのがきっかけです。
応募などはしておりません。

【環境と仕事内容】
塾講師一人に対し、大体203名の生徒とテキストを行なっていく塾でした。
個人経営の寺子屋のような雰囲気で塾長を除いて常時4名ほど大学生の先生がいる職場でした。
生徒は学校の授業についていけない子や、不登校気味の子も通えるような雰囲気作りを心がけていました。
給与は、最大1時間あたり2000円前後だったと思います。

【大変だった時期】
大学生として塾講師のバイトを。
2年目が特に大変でした。




【大変だったこと】
職場の雰囲気や人間関係は良好だったのですが、精神的に不安定な子を預かる事が多く、
・机に座っていられない
・机を蹴る
・目を離すと寝ている
・塾に来てもすぐ帰ってしまう
といったやる気以前の問題行動が多くあったことが大変でした。
まず起きてもらったり、子供たちに信頼してもらうため、話をしっかり聞いてあげることが大事でしたが、複数人同時に教えているため構ってあげられないことも多く。
拗ねられたりふれ腐れされることに当時は困っていました。
また、塾に来てもそのまま家に直帰せず公園で遊んでいるような子もおり親御さんと一緒に探し出した冬は寒さで凍えそうになった覚えがあります。
ですが、そういった子たちが進学を真剣に考えて高校に進んでいく姿を見ていると励まされた思い出があります。

【大変だった期間】
大学2年生から卒業するまでの3年間




【当時の心境】
元々、荒れていた学校にいてまともに授業を受けられない子や暴れてしまう子を見てきていたので困りはしましたが苦痛ではありませんでした。
よくある話程度に思っています。
将来についても、個人経営の塾を継ぐなど考えていなかったので不安面はありませんでした。

【職場が大変だった原因】
きちんと子供に向き合えていない親御さんが多いからこそ、机を蹴ったり授業中に眠ってしまったり話を聞いてもらえないだけで不貞腐れる子供になってしまうのだと考えています。




【仕事で良かったこと】
問題を起こした生徒が信頼してくれたことや、更生して高校進学を決定した時が嬉しかったと思います。
また、彼ら彼女らが志望校に合格したときは本人らと同じくらい達成感を感じられて「この塾で働けてよかった」と思いました。




【特にひどかった最悪の出来事】
最悪だとは思いませんが、目の前で机を蹴飛ばされて授業中に帰られたことは印象的でした。
中学生の男の子でしたが、勉強がつまらないのか、塾が嫌なのか机を蹴飛ばされたことは驚きました。
当時思い返せば「学校が嫌だった」のような相談を後に受けていたような気がします。
塾長にも「大丈夫だった?」と心配されたり、親御さんにすぐ連絡を入れたり大変だったと思います。
ショックを受けた周囲の生徒にも気を使わなければならなかったのでそこも大変でした。
ただ、私も彼と同じくらいの時学校が嫌で仕方なかったのでその後学校への悪口で盛り上がって和解できたと思います。
机がボロボロになった経験は怖いかもしれませんが、現役の中学生の反抗期に付き合わされただけなので、よくある話ではないでしょうか。




【相談した人・助けてくれた人】
私は愚痴は吐いても相談はあまりしなかったと思います。
私自身学校が荒れていたり、まともに授業を受けられなかった経験があったので生徒側の気持ちが分かり、とりあえず話を聞くことが最優先だと分かっていたからです。

【改善のための行動】
まず相手の話をしっかり聞くこと。
そして共感してあげることを心掛けていました。
中学生の私がそうして欲しかったから、きっと彼ら彼女らも同じ気持ちだと思っていたからです。
そうしたら話してスッキリした子が机に向かっていったパターンが多かったです。




【現在の状況と心境の変化】
職場が変わり、自分自身がさらに心を病んでしまったことにより、当時対処しきれなかった「かまってちゃん」「情緒不安定な子」の気持ちがわかるようになったと思います。
正直、塾講師兼カウンセラーの仕事の方が合っていたのではないかと常々思っています。
声をかけてくれた当時の塾長が、私の適性を見つけてくれていたから塾講師時代の方が良かったかもと感じてしまいます。

【学んだこと】
人は、話を聞いてほしいものであるし、話を聞いてもらえるとわかったら信頼してもらえることもあると学びました。



【当時の自分へのアドバイス】
中学生の荒れていた経験は無駄にはならないので、相手の気持ちに寄り添いながら適度に抱えたものを発散してください。
あなたが聞いた話は中々重いです。
楽しいかもしれないですが、気づかないうちにストレスが溜まっているので、自己コントロールをしっかりしてください。
社会人になってからもその力が確実に必要になります。